『Co-op ゲームについて』配信ダイジェスト
2026/04/05配信の「てまげむ」を掻い摘んだ、10分ほどで読めるダイジェストです。(2026/05/18に note より転載。)
【背景】がるべすが初参加。好きなゲームに『Left 4 Dead』、『Deep Rock Galactic』を挙げるほどの co-op (cooperative、協力)ゲーム好き。ちなみに co-op ゲームに関するテーマは初回以来、2回目と珍しかった。ヘッダー画像の背景は『Deep Rock Galactic』(Ghost Ship Games, 2020)。

拳銃やショットガンを持ち、室内でゾンビと戦う三人。(『Left 4 Dead』 Steam ストアページより。)
エポック・メイキング『Left 4 Dead』
◎めがぬ(以下め): まずはがるべすさんに、好きな作品とかを言ってもらおうかな。
❖がるべす(以下が): プロフィールの所にも書かせていただいたんですが、やっぱり『Left 4 Dead』(Valve, 2008. 以下『L4D』)の話になってしまうと思うんですよね。僕のゲーム人生の中で、 GOAT(Greatest Of All Time) を一本選べと言われたら、『L4D』かなっていうぐらい一番大きな転換点だったと思っているので。
◎め: 初代ですか?
❖が: 1作目と2作目、どちらも素晴らしいですし、後から出た2作目のほうが当然ゲームとしては進化しているんですけど、エポック・メイキングだったという意味で1作目を挙げていますね。
❖が: 僕なりに軽く分析してみたんですけど、もちろん『L4D』より前から、複数人で協力する、一緒に戦う要素があるゲームっていうのはいっぱいあったと思うんですよ。『L4D』が特別な立ち位置に居る理由はいくつかあって、ひとつはオンラインが普及して、その場に居ない人と一緒にゲームできる時代になった、そういう時期だったということ。もうひとつは、『L4D』が FPS ではあるんですけど、対人戦だったりシングルプレイヤーでキャンペーンをやったりといったゲーム性じゃなくて、4人チームみんなで脱出することを目的にしたところ。ゲーム性の部分でも、ハンターやスモーカーに拘束されたりダウンしたりした時、仲間に助けてもらう必要があるっていうことで、ただ一緒に戦ってそれぞれがスタンドプレイしていれば良いっていう訳ではなくて、協力することが中心に据えられたゲーム性だったのかなという風に思っています。
◎め: 当時、 FPS といえばほとんど対戦だったと思うんですけど、他に無かったんですかね?「協力」みたいなものは。
❖が: いやー、どうなんですかね。『L4D』が最初ではなかったかもしれないけど、一番そのジャンルを確立させて流行らせた立役者だったんじゃないかな。
◎め: なんでなんでしょうね?対人 FPS がめっちゃ流行ってた時代あったじゃないですか。『Alliance of Valiant Arms (AVA)』(Aeria Games, 2007)とか。
▲半魔バルマ(以下半): 『Counter-Strike』(Valve, 2000)とか。
◎め: もっと古いものもあったと思いますけど、なんでその時代に co-op 無かったんでしょうね。
❖が: 不思議ですよね……。
▧大井いちひと(以下大): ボイスチャットは関係ない?
❖が: 確かに関係あるかもしれない。『L4D』はたしか、最初からボイスチャットがあったと思うので。
▧大: ブロードバンド通信が普及したかどうか、とかですかね。妄想で喋ってますけど。
❖が: Steam というプラットフォームでの話でもあるので、フレンド機能があったというのも、もしかしたら要因のひとつかもしれないですよね。
Skype(Skype 社、2011年に Microsoft 社が買収)の登場が2004年。日本では、ブロードバンド契約数が2002年度から2006年度で約3倍に増え、世帯カバー率は2006年度で95%に達していた。(総務省, 情報通信白書平成19年度版)
丁度良い距離感での協力関係
❖が: 僕は正直、『L4D』をやる前は、知らない人とオンラインで一緒にマルチプレイのゲームをするっていうのは、やっぱり抵抗があったんですよ。人見知りだし。でも、実際にやってみると案外楽しくて、ドハマりしたんです。で、ボイスチャットとかで積極的にコミュニケーションを取るようになって、そしたら Steam のフレンドも一気に増えて、「あ、なんか心地良いな。」と。全然知らない人と協力して、顔も知らない相手ですけどなんか協力関係が生まれて、薄い丁度良い距離感で人と関われる――「濃厚接触」するんじゃなくて、一期一会かもしれないけど知らない人と意思疎通して共通の目的を達成するっていう楽しさとか達成感みたいなものを味わうことができた。

鉄道橋の上で背中を守り合う生存者と、押し寄せるゾンビたち。(Steam ストアページより。)
❖が: あとは、シングルプレイと違う部分として、生身の人間が他のキャラクターを動かしているので、思いもかけないことが起きるわけですよ。ボット相手じゃ起きないようなことが。例えば、全然意思疎通が図れないでスタンドプレイに走っちゃう人がいるみたいなアクシデントも、それはそれで楽しいですし。あとは、異常に上手い人とかも居るわけですよ。「え、この人すごい単独行動してるけど大丈夫かな?」と思ってたら、めちゃくちゃ上手い人で、みたいな。そういう新鮮な発見が『L4D』では得られたので。そこが co-op にハマっていったきっかけだったかな、と思いますね。
◎め: 思っていたよりも、がるべすさんの感じていた楽しさってネトゲ寄りみたいですね。
▲半: コミュニティ的な。
◎め: いや、「コミュニティ」までいくと、多分「濃厚接触」になっちゃうと思うんですけど――
▲半: 「濃厚接触」ね。(笑)まぁ、第三者というか――
◎め: 知らない人との、ちょっとしたコミュニティがあって協力感があって――みたいなことって、古のネトゲの時代に僕が感じたことだったから。
▲半: うん。一期一会のパーティだったり……。
❖が: もしかしたら共通点があるのかもしれないですね。僕はあまりネトゲ文化を通って来なかったので、いきなり『L4D』でそういうのにぶち当たって、「わ、すごい!楽しいじゃん!」ってなった感じでした。
オンラインでのコミュニケーション手段
◎め: 僕ね、考えてみたら、最近は野良マルチあんまり好きじゃないんですよね。フレンドとやったらめっちゃ楽しいんですけど、野良でやったときは……例えば、『Killing Floor 3』(Tripwire Interactive, 2025)をちょろっと野良でやってたんですけど、「味方がめっちゃ強い」とか「定点でめっちゃ抑えてる」とか見ても、なんか……特に何も思わない。
▧大: それは野良だから?知り合いがめっちゃ強いときは、話が変わってくる?
◎め: それなら話は変わってくる。だから、野良と会話したら変わるかもしれないですね。でも、僕は野良と会話する気はないから。
▧大: 僕も野良とボイスチャットはしないですよ。
▲半: 自分もしないです。
◎め: でも、ボイスチャットしたほうが楽しいだろうとは思いますよ。
▧大: どうかな?
▲半: そう、楽しくないときもあるから。実際、野良でコミュニケーションを取ったが故に不快になる場合も、無い訳じゃないですから。
▧大: あと、僕は割とボイスがないからこその、お互いの探り合いというか察し合いがむしろ好きまであるから。言葉が通じない、言葉が交わせないけど意思疎通が取れたときの嬉しさ、みたいな。
▲半: あー、ありますね、それは。
❖が: そういう点では、『Deep Rock Galactic』(Ghost Ship Games, 2020. 以下『DRG』)がひとつの完成形みたいなところがあって。『DRG』では V キーを押すとキャラクターが「Rock and Stone!」って叫ぶんですよ。すべての意思疎通をその「Rock and Stone!」で行えるゲームなので、どこかをスポットして叫んだら、「あ、ここ掘ってほしいんだな。」とか、蘇生されて叫ぶと、「あ、『ありがとう』なんだな。」とか。だから、あのゲームはボイスチャットの必要がない、ある意味 co-op ゲームの理想形なのかもしれないですね。言語の壁とかも関係ない。
◎め: 最近、ピンやらラジオチャットやらが色んなゲームで充実してるから、より一層、喋らなくてもいいよねって感じですよね。
▧大: 言語の壁も無くなりますしね。
▲半: ピン機能は、やっぱり『Apex Legends』(Respawn Entertainment, 2019)が転換点だったのかなって感じがしますよね。それ以降、だいたいのゲームにピンが搭載されていったイメージが。
◎め: とりあえずピンを刺せば、状況に応じて変わってくれるという。
野良マルチ、楽しめる?
▲半: 例えば、 co-op ゲームをフレンドとやるのが100点だとして、野良とやるときの楽しさは、点数にすると何点ぐらいになりますか?
❖が: もちろん、フレンドだけでフルパーティ組めるのが一番で。意思疎通も密にできますし、気心が知れた者同士でやりやすいので、それがベストな体験だとは思うんですけど……現実的な話をすると、一緒に遊ぶ人なんて4人も居ないんですよ。だから、フレンドと野良が混じるケースがほとんどで。やっぱり、フレンドの人数が多いほうが、満足度はだんだん高くなるかもしれないですけど、自分以外全員野良でも決してつまらなくはない。60点、70点くらいはあると思います。もちろんゲームにも依りますけどね。
▲半: 個人的には、やっぱり普通の身内でのマルチが100点だとしたら、野良って本当に40点とかそれくらいになっちゃうイメージがあるんですよね。
◎め: 僕、20点くらいだな……。
▧大: えぇ、そんなに!?
▲半: うん……。がるべすさんは、「先に行っちゃう味方、強すぎる味方が居ても楽しい。」っておっしゃってましたけど、僕はそれを楽しいと思える気があまりしないな、正直。 co-op ゲーム感が失われるわけじゃないですか。
▧大: 割と強くネガティブに感じるんですね。
◎め: 「何が起きても楽しめる。」「お祭り感のひとつとして楽しめる。」っていうのは、完全にがるべすさんのひとつの能力ですよね。
❖が: 人が起こす、予想できないアクシデントとかって、やっぱり楽しいじゃないですか。「AI ディレクターがやってくれました。」とかじゃなくて。
◎め: 大井さんもそっち派ですよね。
▧大: 完全にそっち派です。
◎め: 『Helldivers 2』とかでアクシデントとかが多少あるのが良いっていう。
◎め: 僕はもう、友達とだったら何とも思わないんですけど、野良だったら自分の思う通りに動いてくれないとちょっとイラッとしちゃうんですよね。
▧大: あ、僕は逆かな。知り合いだと、なんか遠慮しなきゃいけないから――むしろ野良のほうが気兼ね無く動ける。「この野良とはもうだめだな。」と思ったら諦められるし、「この人とは話が通じそうだな。」ってなったら一緒にやれるけど、フレンドとの場合、例えばややこしいタスクがあるけど上手くできていないときに、「あー、そうだよな……ここで細かく説明しても、相手の負担になるだけだよな。」みたいな遠慮が生まれちゃうから、むしろ野良のほうが気兼ね無くできて、僕はやりやすいかな。
◎め: そうか、野良のほうが良いこともあるのか。そういう意味では。
▧大: 当然、野良で嫌なこともありますよ。途中で切断する人とか。
▲半: たしかに、気兼ね無くできるっていう点では、野良のほうが良いのかな。
❖が: あとは、狭い、閉じたコミュニティの中だけでやっていると気づけないような発見を、野良の人がもたらしてくれることも、たまにありますよね。
▲半: そう考えると、変数的な要素としての野良っていうのが楽しさのひとつなのかな。
配信本編はこちら
出典
- “Left 4 Dead,” Steam, 2019. https://store.steampowered.com/app/500/ (accessed Apr. 06, 2026).
- “Alliance of Valiant Arms,” 2022. https://ava.pmang.jp/ (accessed Apr. 06, 2026).
- “Alliance of Valiant Arms (2007),” IGDB.com, 2025. https://www.igdb.com/games/alliance-of-valiant-arms (accessed Apr. 06, 2026).
- “Counter-Strike,” Steam, 2024. https://store.steampowered.com/app/10/ (accessed Apr. 06, 2026).
- Skype,” Wikipedia, Aug. 27, 2004. https://ja.wikipedia.org/wiki/Skype (accessed Apr. 06, 2026).
- “Skypeサービス終了に寄せて,” Real Sound, Mar. 08, 2025. https://realsound.jp/tech/2025/03/post-1948522.html (accessed Apr. 06, 2026).
- 総務省, 情報通信白書平成19年度版, pp. 152-153, 2007. https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/h19.html (accessed Apr. 06, 2026).
- “Killing Floor 3,” 2026. https://killingfloor3.com/ (accessed Apr. 06, 2026).
- “Deep Rock Galactic,” 2019. https://www.deeprockgalactic.com/ (accessed Apr. 06, 2026).
- “Apex Legends,” Electronic Arts, 2026. https://www.ea.com/ja/games/apex-legends/apex-legends (accessed Apr. 06, 2026).
- “HELLDIVERSTM 2,” Steam, 2019. https://store.steampowered.com/app/553850/ (accessed Apr. 06, 2026).
参考用に YouTube の自動文字起こし機能を使用していますが、それ以外の要約・編集には生成 AI を使用していません。







